はるみ図書館

読んだ本の話や日々思ったどうでもいいことを自己満足で書きます。温かい目でご覧ください。

大好きな後輩たちの最後の1年の話。

昨日の土砂降りが嘘のように晴れています。はるみです。

さっきまでびしょびしょになった自転車のメンテナンスをしていました。

本日もよろしくお願いします。

 

【大好きな後輩たちの最後の1年の話】

高校時代、放送部に所属していました。

あまりメジャーな部活動ではないので知らない人も多いかもしれません。

具体的な活動内容としては、自分たちで映画を撮ったり、アナウンスや朗読の技術を学んだり、行事で音響を担当したり・・・

詳しい活動内容を知りたい方はぜひ湊かなえさんの「ブロードキャスト」をお読みください。

そんなちょっと特殊な部活に所属していた私なのですが、ほかの部活と同様に、大会があります。

その名もNHKコンテスト!!

名前の通りNHKが主催する大きな大会です。6月に各都道府県で地方大会が行われ、7月に紅白歌合戦が行われているNHKホールで全国大会を行います。

大会の内容についてはまたまた「ブロードキャスト」をお読みください。丸投げすみません。(笑) 説明が本当に難しいんです。

まぁ簡単に言うと、自分のアナウンスや朗読の技術、映像作品やラジオドラマなどの音声作品の出来で勝敗をつける、というものです。

 

他にも大会はありますが一番大きいのがこの大会。

そしてこの大会を最後に3年生は引退をします。泣いても笑ってもこの大会が最後というわけです。

昨年、私もこのNHK大会で引退をしました。

県大会5位で悔しいことに全国大会には行けませんでしたが、悔いなく晴れ晴れとした気持ちで私は放送部を引退したわけです。

 

私は後輩が大好きでした。ひょっとしたら同級生よりも仲がいいかもしれません。

後輩たちもぐいぐい話しかけてくるこんなへんちくりんな先輩によくなついてくれました。(何人かは苦手そうにしていましたが・・・)

私は音声ドラマの脚本や編集を主に担当していて、自分の作品にはたくさんの後輩が出演してくれました。

部活終わりにはよく後輩たちと近くのマクドナルドに行って、夜までずーっと話していました。

つらい時も楽しい時もそばにいてくれた後輩たちの存在は、本当に大きかったのです。

 

そんなこんなで私も大学生になり、大切な後輩たちも残り2か月で引退という時期になってきました。

「後輩たちの引退試合は絶対に見に行く!全国も行く!!」と一人で大盛り上がりしていた私ですが、今、思わぬ事態が起きています。

それが休校措置。

私の高校の放送部はパソコンを持っていない子がほとんどなので基本は学校で撮影、録音、編集を行っています。

何から何まで自分たちで行うわけですから大会の2,3か月前、遅くても4月には準備を始めないと間に合いません。

この間、後輩に「今どうなっている?」とLINEをしました。

すると「作業が全くできていない。もし開催されるとしても間に合うか微妙。」とのこと。私もですが、後輩たちも学校に登校できない日々が続いています。新入生の勧誘もできていません。

そして無事に大会が行われるかもわかりません。

 

後輩たちが私が引退した日に「先輩の代わりに全国いく!!」と話してくれたのを思い出します。

どうしてこの時期にコロナが流行るのか。なぜあの子たちなのか。

いろいろ思うことはありますが、あの子たちの体が大事なので仕方ないとは思っています。この状態で登校するのも危なすぎだと思うし。

でも、引退試合もなく、見送られることもなく3年間必死にやってきた部活を去るなんて、悲しいじゃないですか。

先輩として、ずっと後輩たちを見てきた私としても、この事態は本当につらいです。

 

これからはいろいろな部活が引退シーズンに入ります。

いろいろな思いを持って、高校生活をささげて取り組んできた部活を去る時期になります。

私の後輩を含め、全国の3年生が笑顔で部活を引退できることを祈っています。

 

今日は少し長くなってしまいました。感情的なところもあります、お許しください。

そして体に気を付けてお過ごしください。それでは。